自然生活(じねんせいかつ) vol.1
知床や網走で自然ガイドをはじめて3年。
素朴だけど温かい北の暮らしのこと、お伝えしていきます。
自然生活(じねんせいかつ)と題する不定期のシリーズです。

まぶしい緑がこぼれる季節。
ちょっと気が早いけど秋になれば、野や山、森にはさまざまな木の実が生ります。
ヤマブドウ・コクワ・ナワシロイチゴ・ハマナス・コケモモ・クロウスゴ・・・
生食したりジャムにしたり。種類によってはお酒にも漬けます!
北海道に来るまでは果実酒と言えば、梅酒くらいしかピンときませんでしたが、
いろいろな実が利用できます。ウチでも何種類か作っていて、毎年数が増えていくのが
楽しみでもあります。そして昨年の秋はじめて挑戦したのがシコロ酒!
シコロとは、アイヌ語でキハダという樹木の実のことです。
ミカンの仲間であるキハダの実は、柑橘のさわやかな香りがします。
アイヌの人々も生食や乾燥させて料理に入れたり、薬として使っていました。
以前、アイヌ料理のラタシケプ(ウバユリや豆類などを煮付けたもの)を
食べる機会がありましたが、シコロはスパイスのような使われ方をしていました。
これを果実酒にしたらどんな味になるかな・・・?
ということで漬けてから約半年、試飲してみることにしました。

何だか不気味な色合いですが・・・漬けたときのように香りはいい。
思い切って一口。
「・・・・・・」
毎年作る我が家イチオシの梅酒と同じ配分で漬けましたが、ちょっと苦い。
体には良さそうな味。氷砂糖をさらに加えればもう少しまろやかになるかな?
めげずに今年の秋もまたチャレンジしたいと思います。

北海道で最近話題になった、果実酒の酒税法問題。
果実酒はあくまで自家用なので、他人にふるまってはいけないそうです。
今の法律だと別居の家族や親族にさえ、分けたり出来ないのです。
少しずつ品揃えが増えていく我が家。仕方ないので(笑)夫婦ふたりだけで、
楽しもうと思います。




