草原の鳥

気温の上昇と共に木々の葉は急速に開き、森の中は輝く緑に覆われ始めた。
梢でさえずる小鳥たちの姿は、茂る葉に遮られてしまいとても見えにくい。
すぐ目の前でさえずっているはずなのに、懸命に探してもどこにいるのか全くわからない・・・。
しかし、オホーツクの自然はバードウォッチャーの心をつかんで離さない。
森が茂るちょうど今頃から、草原性の鳥たちは目立つ潅木や美しい花々の上で騒ぎ出す。
遮るもののない草原では、そんな鳥達を簡単に見つけ出すことが出来る。
必然的に探鳥の舞台も草原へと移行する。

今日は東京から来られたSさんと共に、旬を迎えた草原の鳥と新緑の森を楽しんだ。
小さな体を力一杯震わせてさえずるマキノセンニュウ。
鮮やかな赤い喉が印象的なノゴマ。
上空にはオオジシギが舞い、遠くの防風林からエゾセンニュウの「ジョッピンカケタカ」が聞こえてくる。
爽やかな朝の空気に包まれながら、極上のひとときを過すことができた。

咲き始めたセンダイハギには、残念なことに無数のセイヨウオオマルハナバチが集まっていた。
特定外来生物に指定されているこのマルハナバチは、
在来種を駆逐し希少な花々の受粉を妨げるといわれている。
すでにオホーツク圏の原生花園では在来のエゾオオマルハナバチは激減し、
目にするほとんどがセイヨウオオマルハナバチになっている。
とても深刻な問題だ。
<本日オホーツク圏で見聞きした鳥>
アマサギ・アオサギ・オオハクチョウ・マガモ・スズガモ・キンクロハジロ・ミサゴ・トビ・オジロワシ・タンチョウ・オオジシギ・ユリカモメ・オオセグロカモメ・ウミネコ・キジバト・アオバト・カッコウ・ツツドリ・アリスイ・アカゲラ・コゲラ・ヒバリ・ショウドウツバメ・ハクセキレイ・ビンズイ・ヒヨドリ・ノゴマ・ノビタキ・アカハラ・ヤブサメ・ウグイス・エゾセンニュウ・シマセンニュウ・マキノセンニュウ・コヨシキリ・メボソムシクイ・センダイムシクイ・キビタキ・オオルリ・コサメビタキ・ハシブトガラ・ヒガラ・シジュウカラ・ゴジュウカラ・キバシリ・アオジ・オオジュリン・カワラヒワ・ベニマシコ・ニュウナイスズメ・スズメ・コムクドリ・ムクドリ・ハシブトガラス・ハシボソガラス
写真上:さえずるマキノセンニュウ
写真中:さえずるノゴマ・カッコウ
写真下:センダイハギとセイヨウオオマルハナバチ




