オホーツクブルー
数日前、久々にまとまった時間がとれた時、山のように溜まっていた新聞に一気に目を通した。
特に地方ローカルネタに焦点を当て、自分にとって必要な情報を探り出す。
すると、約1ヵ月も前の網走広報の紙面に「オホーツクブルー決まる」という文面を見つけた。
内容をよく見ると、「オホーツク・シンボル委員会」が、
網走支庁管内のイメージカラーとして「オホーツクブルー」を決定したという。
これは今年の3月に一般公募で寄せられた様々なブルーの中から、
「オホーツクの夜明けを告げるブルー」
「太陽にかざした流氷のオホーツクブルー」
「アイヌのガラス玉ブルー」などの10色をベースに決定したそうだ。
網走市民であり、しかも記事が出てから1ヵ月も経過して、ようやくこんな活動があったことを知った。
情けない・・・。
参考:網走支庁のホームページ・オホーツク・エリア・アイデンティティー
http://www.abashiri.pref.hokkaido.lg.jp/ts/tss/oai.htm

このオホーツクにはもうひとつ美しいブルーがある。
それが写真の青いニホンザリガニだ。
これはニホンザリガニ研究者で著名な川井氏に伺ったところ、
1000匹に1匹発生するかしないかという大変希少な個体だという。
それがどういう訳か、オホーツク圏のある場所では非常に高い確率で生息している。
私がこの青いニホンザリガニに出会ったのは、今から20年以上も前になるのだが、
今もなお安定した数を維持してひっそりと命を繋いでいる。
しかし、この先も変わらず生き残る保障は残念ながらどこにもない。
最も恐ろしいことは、開発行為の発生や汚染物質の流入だろう。
特定外来生物に指定されたとはいえ、ウチダザリガニの侵入も予断を許さない。
希少であるが故「マニアによる乱獲」によって激減した経緯もある(ある意味これが最も恐ろしい)。
今までこのザリガニの情報は極力隠してきたのだが、
多くの人が知らぬ間に存在そのものが消滅してしまっては元も子もない。
とはいうものの、不用意にこのザリガニに関する情報を出すこともできない。
今はただ「オホーツクにはこんな素晴らしい宝もある!」ということを知っていて欲しい。
そしていつの日か・・・このニホンザリガニを多くの人に見てもらう機会を作りたいと思っている。

参考:北海道新聞のホームページ
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/38653.html
写真上:青いニホンザリガニ (2004年6月)
写真下:青と茶色のニホンザリガニ (2006年9月)




