眠りにつく

明日11:00から町道知床五湖道路・道道知床公園線
(岩尾別橋ゲート~知床五湖)が冬季通行止めとなるため、
今日は知床五湖を散策することにした。
少し遅めの10時過ぎに網走を出発し、知床五湖にはちょうど正午頃に到着した。
網走近郊の空は青かったが、
知床は薄い灰色の雲に覆われていた。
この季節特有の北西からの風によってオホーツク海の波は高く、
羅臼岳から続く知床連山は山頂付近が雲に包まれていた。
夏場の観光シーズンに、あれほど沢山の観光客が訪れていた知床五湖だが、
今日は行き交う人とはほとんど出会うことはなかった。
湖は一湖から五湖まですべて結氷し、森とともに静寂に包まれていた。
澄み切った空気は心地よく、人が立てる音も全く聞こえてこない。
そのせいか、遠くで囁く小鳥達の声も今日はよく耳に入ってきた。
とても清々しい気持ちで、ゆったりと歩を進めることができた。

幸運にも三湖に差し掛かるころから太陽が顔を覗かせはじめた。
そして、程なく既に豪雪に包まれているだろう、
羅臼岳の山頂がゆっくりと青空に浮かび上がった。
これから湖は長い眠りにつく。
再び次にこの場所を歩くのは、半年程先になるだろう。
写真上:知床五湖遊歩道
写真下:結氷した3湖と知床連山




