ここが、自然への入り口

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2008年01月31日

マニアックな話を

オオハクチョウ.jpg

昼頃に濤沸湖に行ってみた。
近年、この流氷シーズンの時に決まって、
無数のカモメが白鳥公園に集まってくる。
そのカモメの大部分はオオセグロカモメであり、
シロカモメとワシカモメがそれに続く。

今日は常連3種の他にセグロカモメ1羽と
モンゴルカモメ(キアシセグロカモメ)1羽を確認することができた。
セグロカモメは秋の渡りの時期にごく普通に見られるが、
オホーツク圏では越冬しないため冬季に観察する機会はまず無い。
またモンゴルカモメは識別がとても難しく、
北海道では数もかなり少ないようでなかなか出会えない。
あとかなりマニアックになると思うが、
他に推定シロカモメとセグロカモメの雑種が2羽と、
推定オオセグロカモメとワシカモメの雑種1羽を確認した。

セグロカモメ.jpg モンゴルカモメ.jpg

今日は北よりの風が吹いたため、
少し離れていた流氷もしっかりと海岸にくっついた。

<本日オホーツク圏で見聞きした鳥>
アカエリカイツブリ・ヒメウ・オオハクチョウ・マガモ・オナガガモ・スズガモ・クロガモ・ビロードキンクロ・シノリガモ・コオリガモ・ホオジロガモ・ウミアイサ・カワアイサ・トビ・オジロワシ・オオワシ・セグロカモメ・オオセグロカモメ・ワシカモメ・シロカモメ・モンゴルカモメ(キアシセグロカモメ)・ウミガラス・ヒヨドリ・ツグミ・スズメ・ハシブトガラス・ハシボソガラス

写真上:オオハクチョウ
写真下:セグロカモメとモンゴルカモメ(キアシセグロカモメ)

2008年01月30日

青空のもとで

網走ではここ数日、晴天が続いています。
本日は最高気温-2℃、最低気温 -7℃。

昨日は目の前に広がる流氷の海を眺めながら、
のんびりとした時間を過ごしました。
ご一緒した写真のお二人もこんな感じに・・・。
何とも言えない贅沢な時間です。

流氷を目の前に.jpg

そんな青空の下、昨日今日と私たちはこんなモノを造っていました。

雪の壁.JPG

雪のブロックを積み上げた壁。
オホーツクのさらさら雪で造るのはかなり大変でしたが、
これで北よりの強い風から身を守ることができます。
来月2日より3月9日まで網走湖上で「あったか網走」が開催されます。
ここはその会場のひとつ。

流氷と雪に覆われる冬のオホーツクには、
いろいろな楽しみ方があります。

2008年01月28日

私の記憶

雪の結晶.jpg

去年も一昨年も流氷の状況はとても悪かったが、
だから余計に感じるのかもしれないが、
今年の流氷はここ数年の中で最も良い感じがしている。
私の記憶の中ではあるが、古き良き頃を思い出させるほどに、
見渡す限りの海面を流氷が埋め尽くしている。

流氷が接岸すると沿岸の冷え込みは一段と厳しくなる。
網走で生まれ網走で育った私にとって、
毎冬オホーツク海を埋め尽くす流氷とは、
春に花が咲き秋に紅葉することと同じように当たり前の自然現象だ。
最近は減少が著しくなってしまったが、
私が子供の頃の流氷は、今とは比べ物にならないほど強い勢力を持っていた。

その当時、流氷初日から1週間ほど過ぎた頃のある夜、
それまで聞こえていた海鳴りが急に途絶え妙に静かになった。
同時に家の中にいるのになんだかやけに寒気を感じた。
そんな時に決まって親父が「流氷が接岸したな」と言っていた。
そしてシバレた翌朝、通学路の途中から海を眺めると、
見渡す限りのオホーツク海は一面真っ白に変わっていた。

本日の流氷.jpg

この感覚は今はもうほとんど感じることが無い。
たかだか三十数年しか生きていない私の記憶も、
今となってはとても貴重なものになってしまったかもしれない。

今日の網走は午前中に大粒の雪が降り、午後から少しづつ青空が広がった。
沿岸に押し寄せた流氷の上にも雪は降り積もり、
その雪をじっくりと見てみると、多くの結晶が六方向に長く樹枝を伸ばしていた。

2008年01月27日

自然生活(じねんせいかつ) vol.8

北の暮らしで冬の日課と言えば・・・雪かき。
大阪から移り住んで北海道的生活を楽しんでいる私ですが、
「雪かき」もそのひとつです。
楽しんでると言うと、雪国育ちの方からは変に思われるかも知れませんが・・・。
子供の頃、テレビで東北地方などの豪雪ニュースを見るたび
大変だなぁと思いつつもちょっとした憧れをもっていたものです。
ただ、実際にやってみると・・・思っていたよりもムズカシイ!

雪かきをする私.JPG

東北地方や北海道の日本海側(札幌など)の雪質は、水分量が多くて重たい雪。
一方オホーツクの雪は、水分量が少ないのでさらさらしていて軽いのです。

北海道に来て初めての冬、道具も揃えて意気込んで始めた雪かき。
だけどなぜか上手くいきません。
隣に住むおばあちゃんみたいにホイホイと運べない・・・。
雪がイメージよりも軽くて、体の変な所に力が入ってカラ周り。
隣のおばあちゃんは少ない回数で、より多くの雪を運んでいきます。
「ママさんダンプ」というこの道具を使いこなすのにも、経験が要るようです。
今では私も結構上達したと思いますが、まだまだおばあちゃんの域には程遠いかな?

ママさんダンプ.JPG

そしてもうひとつ重要なのは、雪を投げる(捨てる)場所。
市街地では空きスペースが少ないので、ダンプカーで郊外の雪捨て場まで運んだりしていますが、
自宅周辺に捨てる場合、春までの計画を立てて捨てないとすぐに満杯に・・・。
なぜなら雪は5月頃まで降ることもあるし、冬の間は日中もマイナス気温なので、融けないのです。
なので冬の初めにテキトウに雪を捨ててしまうと、大変なことになります。

北海道へ旅行されたことのある方は、
「北海道の家は、敷地にゆったりと広いスペースがあっていいなぁ」
と思われたことありませんか?
特に何に使うでもないスペースがたくさんあって、夏場に見ると不思議な感じですが
冬に同じ場所を見ていただければ、「納得!」します。

たかが「雪かき」と思いがちですが、実は奥が深いものなんですよね(笑)。

2008年01月26日

流氷接岸初日

「来たねー」「今年は早かったねー」。
今日の網走ではこんな言葉が挨拶がわりに。

本日、網走で流氷接岸初日が発表されました。
平年より6日早く、昨年より21日早い接岸初日です。
岸から眺めてみると見渡す限りの流氷原。
息をのむ素晴らしい景色です。

帽子岩と流氷.jpg

沖合いも流氷がびっちり・・・と書きたいところですが、
まだまだ海は波も高く、本日は砕氷船おーろら号も欠航でした。
うねる波が消え、静かな氷原の世界が広がるのはもう少し先でしょうか。

今日の網走は最高気温が-8.3℃。
流氷がやって来ると冷え込みは一層厳しくなります。

写真:帽子岩と流氷

2008年01月25日

空の隙間

本日の流氷.jpg

昨夜遅くに私は道央の出張から網走に戻ってきた。
帰り道、上川までの天候は穏やかだったが、
そこから先はなかなか厳しいものだった。
断続的に強い風雪に襲われ、
吹き溜まりの路面にハンドルを取られながらの走行だった。
しかし、私の心は妙にウキウキしていた。
理由は強い北風が吹きはじめていたからだ。

ウミガラス.jpg

今日はまだ暗いうちから沿岸各地の海鳥観察を行なった。
強い北風が何か珍しい鳥を運んで来たかもしれなかったからだ。
しかし・・・残念ながら私を燃えさせる鳥には出会えなかった。

その代わりに流氷の状況はなかなか良かった。
接岸した流氷を良い状態で見られた場所は少なかったが、
久しぶりに美しい広く白い流氷原を眺めることができた。
今日は朝から予報通りの悪天候だった。
しかし、幸運にもちょうど流氷の写真を撮っている時に、
ほんの数分だけ灰色の空の隙間に青空が見えた。
私はここぞとばかりにシャッターを切った。

<本日オホーツク圏で見聞きした鳥>
ヒメウ・オオハクチョウ・マガモ・スズガモ・クロガモ・シノリガモ・ホオジロガモ・ウミアイサ・カワアイサ・トビ・オジロワシ・オオワシ・ハヤブサ・オオセグロカモメ・ワシカモメ・シロカモメ・カモメ・ウミガラス・ハシブトウミガラス・ツグミ・カワラヒワ・スズメ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・ワタリガラス

写真上:本日の流氷
写真下:ウミガラス

2008年01月22日

落日

知床からの帰り道、雲の間から見える夕日に
思わずシャッターを押しました。

沈む夕日.jpg

知床では昨日流氷が所々で接岸していました。
まだ脆弱な氷は一夜明けてばらばらになって
離れてしまったけれど、
波間に浮かぶ氷のカケラが夕日に照らされて
きらきらと輝いています。
日一日と姿を変えるオホーツクの海は、
ながめてもながめても厭きない味わいがあります。

2008年01月20日

幸運な出会い

ウミバト.jpg クマタカ.jpg

網走では本日から流氷砕氷観光船オーロラが運航を開始した。
そんな中で私は環境省委託のワシ類越冬個体数調査を行なっていた。

ワシ類調査の際にラッキーな出会いがあった。
ワシ類が好みそうな樹林を丹念に捜索していると、
尾羽に太い横縞が目立つ大型の猛禽の姿が目に飛び込んできた。
それは立派なクマタカの成鳥で、
幸運なことにしばしじっくりと観察することができた。

そしてラッキーな出会いはもうひとつあった。
調査を終えたあと、昨日流氷を見た能取岬から海鳥観察をした。
昨日はコウミスズメの群れを見ることができたのだが、
残念ながら今日は1羽も見つけることができなかった。
その代わり無数のシノリガモに混じるウミバトの姿を見つけることができた。

今日はなかなか出会えない2種を堪能することができ、とても嬉しい!

流氷観光砕氷船おーろら2と海別岳.jpg

<本日オホーツク圏で見聞きした鳥>
ヒメウ・オオハクチョウ・マガモ・ヨシガモ・キンクロハジロ・スズガモ・シノリガモ・コオリガモ・ホオジロガモ・ウミアイサ・カワアイサ・トビ・オジロワシ・オオワシ・クマタカ・ハヤブサ・オオセグロカモメ・ワシカモメ・シロカモメ・ウミガラス・ハシブトウミガラス・ウミバト・ウミスズメ・ハクセキレイ・ヒヨドリ・ツグミ・ヒガラ・ベニヒワ・ハギマシコ・スズメ・ハシボソガラス・ハシブトガラス

写真上:ウミバト(2006年1月撮影)とクマタカ
写真下:流氷観光砕氷船おーろら2と海別岳

2008年01月19日

流氷現る!

昨日の海氷情報で、サロマ湖の北10kmに達していた流氷。
網走では朝から弱いながらも西からの風が吹く天候。
「今日は見られるぞ!」、と皆で能取岬へ出動しました。
午後2時前、今年初となる流氷の姿を確認です!

2008年初の流氷.jpg

毎年初の流氷に出会えた時の感動はやはり格別。
氷は蓮の葉状でまだまだ頼りない状態ですが、
これから現れるであろう流氷本体に期待です。
流氷の勢力や状態は、これからもブログで随時発信していきたいと思います。

網走地方気象台でも午後3時過ぎに流氷を観測したため、
本日1月19日が網走の「2008年流氷初日」となります。
明日20日より流氷砕氷船「おーろら」の運航もスタートし、
オホーツクにいよいよ流氷シーズンの到来です。
・網走流氷砕氷船おーろら(道東観光開発株式会社)
http://www.ms-aurora.com/

海上を舞うオオワシ.jpg

写真上:2008年初の流氷
写真下:海上を舞うオオワシ

2008年01月18日

オホーツクを離れて

ガイドのスキルアップ研修のため、オホーツクを離れ中標津町へ行ってきました。
網走から中標津までは車で2時間ほどかかるため、朝早く網走を出発。
中標津へ向かう途中の清里峠の気温は-22℃。
晴れて風もなく、空気中の氷の結晶がきらきらと光るダイヤモンドダストが見られ、
写真のようにカラマツ林の美しい樹霜も見られました。

樹霜.jpg

ガイドスキルアップ講習の一環で、今日は消防上級救命講習を受講。
自然の中での活動のため、ガイドにとって安全管理は最も重要なこと。
普段は外で活動している私たちも、今日は8時間みっちりインドア活動に励みました。
こういった講習に今後も積極的に参加して、安全管理に努めていきたいと思います。

講習風景.jpg

2008年01月16日

窓から見る

ナナカマドとツグミ.jpg

私の家の前には街路樹として沢山のナナカマドが植えられている。
今年はナナカマドの実りが良いようで、
つい先日までどの木にも沢山の赤い実がぶらさがっていた。
いずれこの実に何かしらの鳥が集まるだろうと思っていると、
昨日から大量のツグミがきていることに気が付いた。
洞爺湖に行く前には全くいなかったので、
きっと先の3連休あたりから集まり始めたのだろう。
今朝も居間の窓からナナカマドに集まるツグミたちを見ていると、
その中に鮮やかなオレンジ色の奴が現れた。

それはハチジョウツグミだった。
オホーツク圏ではあまり見られないツグミの亜種である。
久しぶりに見るハチジョウツグミに少々興奮し、
慌ててカメラを準備して窓を開放して撮影した。

本日、窓から見えるナナカマドにやってきたのは、
「ツグミ約30羽・ヒヨドリ10羽弱・アトリ2羽・ハシブトガラス2羽」だった。
これだけの数の鳥がいると、沢山あったナナカマドの実もみるみる減っていく。
おそらくあと数日で実は食べつくされることだろう。
窓から見られるのも残り僅かに違いない。

ハチジョウツグミ.jpg

ハチジョウツグミを堪能したあとに、沿岸の鳥を探しに出かけてきた。
ある場所では300羽程のキレンジャクの大群に遭遇した。
世話しなく飛び回っていたので、残念ながら良い写真は撮れなかった。
そのあと、別の場所でワタリガラスの50羽以上の群れに遭遇した。
こちらもあっという間にいなくなってしまったので、
群れている写真を撮ることが出来なかった。

ワタリガラス.jpg ワタリガラス.jpg

今日は「なかなか素晴らしい一日だ!」と喜んでいると、
濤沸湖で油に汚染されたオオセグロカモメを発見した。
体についた油を拭い去ろうと、いつまでも羽繕いを行なっていた。
残念だ・・・。

【知床・油汚染海鳥漂着問題】
http://blog.livedoor.jp/abura060303/

<本日オホーツク圏で見聞きした鳥>
ヒメウ・オオハクチョウ・マガモ・オナガガモ・スズガモ・クロガモ・ビロードキンクロ・シノリガモ・ホオジロガモ・カワアイサ・トビ・オジロワシ・オオワシ・ハイタカ・ハヤブサ・オオセグロカモメ・ワシカモメ・シロカモメ・カモメ・ハシブトウミガラス・ヒヨドリ・ツグミ・アトリ・カワラヒワ・ベニヒワ・スズメ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・ワタリガラス

写真上:ナナカマドとツグミ
写真中:ナナカマドを飲み込むハチジョウツグミ
写真下:ワタリガラスの群れ

2008年01月15日

洞爺湖ザリガニフォーラム

潜水捕獲するダイバー.jpg フォーラムの会場.jpg

「洞爺湖ザリガニフォーラム」が1月13日に開かれた。
私はニホンザリガニの色に関するちょっとした発表があり、
オホーツクからは少々遠いがこのフォーラムに出席してきた。
洞爺湖に行くのは中学校の修学旅行と、
日本を旅していた時だけで今回が3度目となる。
久しぶりの訪問ということで前日に洞爺湖入りし、
フォーラムの前後2泊でゆっくりと温泉に浸かってきた。

当日は午前中にウチダザリガニの潜水駆除の見学会が行なわれ、
午後から洞爺湖ビジターセンターにてフォーラムが開かれた。
膨大な情報量になるため、「オホーツク圏のウチダザリガニ生息状況」についてのみ紹介する。
・置戸鹿ノ子ダムに推定約8万個体が生息(ただし頭胸甲長30㎜以上の個体のみ)
・鹿ノ子ダムより下流の常呂川では確認されていない
・湧別川武利ダムに生息
・斜里川上流に生息
・北見市富里ダムに生息
(上記以外の地域にも生息している可能性は十分あると思う)

捕獲されたウチダザリガニ.jpg

あまり考えたくはないが、すでに侵入した地域のウチダザリガニを根絶することは、
現実的に不可能と言って間違いない。
だからと言って侵入してしまった地域をそのままにしておく訳にもいかないだろう。
ウチダザリガニの侵略によって、北海道特有の生態系が確実に消えていく。
少しでも貴重な生態系を残すために、莫大な費用と労力を掛けて駆除し続けるしかない・・・。

人間の愚かな行為によって罪のない生物が大量に駆除される。
多くの人が外来生物に対する知識をしっかりと持つことを私は強く願っている。

<参考>
洞爺湖ビジターセンター(2008年1月13日 洞爺湖ザリガニフォーラム)
http://www.toyako-vc.jp/event/2008113.html
読売新聞(ザリガニから考える環境保全)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20080114-OYT8T00012.htm
環境省(特定外来生物法)
http://www.env.go.jp/nature/intro/index.html

帰り道、久しぶりに苫小牧周辺で軽く探鳥をしてきた。
美しい雄のハイイロチュウヒやケアシノスリ、ベニヒワやツメナガホオジロを見ることが出来た。

ツメナガホオジロ.jpg ケアシノスリ.jpg

最新の流氷状況

本日の網走は快晴、最低気温-10℃、最高気温-2℃。
風も穏やかで、気持ちのよい1日でした。

ハマナスと青空.jpg

網走地方気象台発表の最新の海氷情報では、
流氷帯の最南端は紋別市の北北東約100km。
これから冬型の気圧配置が続き、北よりの風が吹く見込みで、
この1週間でオホーツク海沿岸に近づく可能性があるということです。

今年の流氷はどんなだろう?
1年ぶりの再会はもうすぐです。

写真:ハマナスの赤い実に降り積もった雪

2008年01月14日

新雪を踏む

本日の網走は最低気温-5℃、最高気温-2℃。
厳しい冷え込みは一段落となりました。
昨日降った雪の感触を確かめるようにスノーシューを履いて
2時間半ほど網走近郊のコースを歩きました。
大阪からお越しのWさんご夫妻も、ふかふか雪の感触を満喫されたようです。

Wさんご夫妻.jpg

雪国で生まれ育った人の中には、
「もう雪はうんざり・・・」と思う方もいらっしゃるようですが、
本州生まれの私は子どもの頃から、年に2,3回降る雪にいつもワクワク。
今でもそれは同じで、雪が降るたびに窓の外を眺めてにんまりしてしまいます。
今日は久々に真新しい雪を楽しみました。

2008年01月13日

待望の雪

今朝の網走は穏やかな天気。午前中のワシ観察ツアーでは
たくさんのオオワシ、オジロワシを確認できました。
ツアーが終了して間もなく天気は一転。
強風が吹き荒れる中、午前11時頃から2時間ほどで
約10cmの雪が積もり、その後も降ったり止んだりが続いています。
明日の昼前までは雪の予報。
久々に新雪の上を歩けそうです。

吹雪.jpg


2008年01月11日

足跡を追う

ついさっき(21時頃)女満別空港の前を
車で走っていた時の外気温は-15℃。
ここ数日、朝晩は-10℃前後まで下がり、
キーンと冷える北海道らしい冬の日々。
あとはドカっと雪が降ってくれるとスノーシューで楽しく遊べるのに・・・。

埋まる足.jpg

とはいえ、例年に比べ雪は少ないものの
靴で歩くとご覧の通り膝下まで埋もれてしまいます。
場所にもよりますが、そろそろスノーシューなしでは歩くのが大変になってきました。

それでも今日はスノーシューは履かず、つぼ足でさんぽ。
網走の森を約1時間半、かなり体力を消耗しましたが気持ちよく歩きました。
さあ、車に乗ろうと思ってポケットに手をやると、
「携帯電話がない!」

泣く泣く歩いてきた道を引き返すことに。
動物の足跡を追いかけるのは楽しいけれど、
自分の足跡を辿るはめになるとは・・・。
足もとをチェックしながらようやく半分ほど戻ったところで
雪に突き刺さった四角い物体を発見。

軽い散歩のはずが、結局3時間のへとへと散歩となりましたとさ。

写真:雪に埋まる私の足の横には、埋まっていないウサギの足跡も

2008年01月09日

大きなカラス

ワタリガラス.jpg

今日は今年最初の海鳥カウントを行なった。
昨年は5つの調査地を毎月3回(全36回)行なった。
しかし日程と体力的になかなか厳しい面があったので、
今年は3つの調査地を毎月2回行ない、
1つの調査地を毎月1回行なうことにした。

ある調査地でカモメの数を数えていると、
消波ブロックの上に妙に大きなカラスがいることに気付いた。
なんとなくオオセグロカモメよりも大きく見える。
いつもは最後にカラスの数を数えるのだが、
カモメのカウントを中止し、スコープの倍率を上げて問題のカラスを確認した。
今シーズン初めて見るワタリガラスだった。
胸の羽毛が金属光沢を放ち、威厳のある顔つきがとても凛々しく見えた。
やはり、このカラスは他のカラスとは一味違う。
私のとても大好きな鳥のひとつである。

ハシブトウミガラス.jpg

年明け頃からウミガラスやハシブトウミガラスの姿が多くなっている。
今日も沿岸各地で彼らの姿をよく目にした。
それにしても雪の量は例年よりも随分と少ないようだ。
いつもならスノーシューを履かなければ入れないような場所も、
積雪が少なくまだまだブーツのままで十分歩くことが出来る。
オホーツクはそろそろ厳冬期に突入するはずなのだが、
昨日はベニマシコに出会い、今日はイソヒヨドリを見た。
オホーツク圏ではどちらも夏鳥のはずなのだが・・・。

<本日オホーツク圏で見聞きした鳥>
アカエリカイツブリ・ウミウ・ヒメウ・オオハクチョウ・マガモ・ヨシガモ・オナガガモ・キンクロハジロ・スズガモ・クロガモ・ビロードキンクロ・シノリガモ・コオリガモ・ホオジロガモ・ウミアイサ・トビ・オジロワシ・オオワシ・ノスリ・ハヤブサ・セグロカモメ・オオセグロカモメ・ワシカモメ・シロカモメ・カモメ・ウミガラス・ハシブトウミガラス・ケイマフリ・ハクセキレイ・イソヒヨドリ・ツグミ・ベニヒワ・スズメ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・ワタリガラス

写真上:ワタリガラス
写真下:ハシブトウミガラス

2008年01月08日

自然道具(じねんどうぐ) vol.4

新しい年が明けて、都会ではバーゲン真最中。
そしてバーゲンとは縁遠いこちらの生活。
私の中で一番変わったのは、モノの選び方です。
特に身に付けるモノは、機能が最も重要。
冬の道具に求める機能は、「防寒」です!

現在網走周辺では、最低気温-9℃、積雪24cm。
フィールドで長時間過ごす場合は、
かなりしっかりとした防寒対策が必要です。
そんな私たちの足もとは、コレです。

CARIBOU.jpg


SOREL(ソレル)というメーカーのCARIBOU(カリブー)というブーツです。
ボア付のインナーブーツは取り外しができて、痛んだら取替えられます。
コレを履いたら、もう他の靴では耐えられません。
価格はちょっとしますが、屋外で活動する人には愛用者が多いようです。
  ※SOREL(ソレル)ホームページ
  http://www.sorel.jp/

足が寒くなければ、驚くほど屋外での遊びが楽しくなります。

だけどちょっとした悩みは、ブーツを脱ぐ時に靴下まで一緒に脱げてしまうこと・・・。
それとスーパーへ買い物に行った時に、ちょっとごつすぎて厳つい雰囲気になってしまうこと。
そこで私たちも日常生活では下の写真のような靴を履いています。
カリブーほどごつくなく、見た目がスマートで脱ぎ履きしやすいのがポイントです。

日常はコレ.jpg

機能重視の私ですが、やはりオシャレも捨てきれないのです(笑)。

2008年01月06日

能取岬、そして・・・

知床の山々.jpg

今日の網走は最低気温-9℃、最高気温0℃。
天気もよく、能取岬からは知床の山々が浮かんでいるかのように見えます。
この時期、岬は身を切るような冷たい風が吹きつけ
立っているだけでツライのですが、
今日は風も穏やか、陽射しも暖かく感じ最高の日でした。

探鳥会の風景.jpg 新年会.jpg

今日は日本野鳥の会オホーツク支部の年度初探鳥会でたくさんの人が集まりました。
鳥との出会いはもちろんですが、外に出ればいろいろな自然との出会いがあります。
海面からゴマフアザラシが顔を出したり、蜃気楼を見たり、その度に歓声があがります。
寒い時期にあえて屋外で活動するのもいいものですよ。

探鳥会後には野鳥の会会員のSさんが営む喫茶店で新年会。
美味しいお料理をいただいたり、大声で笑ったり。
今年もたくさんの鳥、そしてたくさんの人との出会いを楽しみたいです。

2008年01月04日

ごろ寝

水面から顔を出すゴマフアザラシ.jpg

冬のオホーツク海で海鳥の観察をしていると、
水面から顔を出すゴマフアザラシによく出会う。
今シーズンは海鳥がとても少なく感じているが、
それと同時にアザラシに出会う機会も珍しく今日まで全くなかった。

冬のオホーツク海ではアザラシは最も良く出会う海獣だ。
網走で生まれ育った私にとって、冬の氷上で寝そべる姿は慣れ親しんだ光景である。
今日は氷上でごろ寝する143頭の群れに出会うことが出来た!

寝そべるゴマフアザラシたち.jpg

第一管区海上保安本部海氷情報センターの海氷速報によると、
流氷はサハリン南東部アニワ岬先端付近まで南下してきたようだ。
今年の流氷初日はいつになるだろう?

参考:第一管区海上保安本部海氷情報センター
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN1/1center.html

2008年01月03日

朝の小鳥

ミヤマホオジロの雄.jpg

ちょっと早起きをして、よく足を運ぶ湖畔の林に行ってみた。
凍らない小川からはまるで湯気のような水蒸気が立ち上がり、
その周辺の草木には霜がびっしりと張り付いている。
今日のオホーツクは気持ちのよい快晴で、
草木の霜は朝日に照らされてキラキラと美しく輝いていた。

朝の林には小鳥達の姿が多い。
ハンノキの樹冠付近には相変わらずベニヒワの群れが集まっていた。
木の幹にはゴジュウカラやキバシリがちょこちょこと上に下にと走り回っている。
枝先をシジュウカラやハシブトガラが世話しなく飛び回り、
気がつけば近くの枯れ木をアカゲラがコツコツと突いていた。
そして、時折ワシの声も遠くから響いてきた。

潜るウミガラス.jpg 泳ぐウミガラス.jpg

昨日とは別の港を覗いてみると、2羽のウミガラスが岸壁近くをうろうろしていた。
採餌のためだろう潜水を盛んに繰り返していた。

<本日オホーツク圏で見聞きした鳥>
ヒメウ・オオハクチョウ・マガモ・オナガガモ・キンクロハジロ・スズガモ・シノリガモ・ホオジロガモ・カワアイサ・トビ・オジロワシ・オオワシ・ハヤブサ・オオセグロカモメ・ワシカモメ・シロカモメ・ウミガラス・アカゲラ・ヒヨドリ・ツグミ・エナガ・ハシブトガラ・シジュウカラ・ゴジュウカラ・キバシリ・ミヤマホオジロ・マヒワ・ベニヒワ・スズメ・ハシボソガラス・ハシブトガラス

写真上:ミヤマホオジロ
写真下:ウミガラス

初森歩き

今日の網走は、最高気温0℃、最低気温-9℃、快晴です。
湖畔の森を歩いていると、何となく視線を感じます。
見上げると、樹上に一羽のオジロワシ。
鋭い目つきで私の動向をうかがっているようです。
近付きすぎないように進路を変えて進むと
今度は雪の上で何かが反り返っています。

反り返る物体.jpg

写真の手前に見えているのがそうですが、サケの死骸です。
水辺からは少し離れているので自ら上陸したのではなく、
キツネが運んできたのでしょう。そばに糞が落ちていました。

冬の森はシンと静まり返っているけれど、生き物たちの息遣いが聴こえてきます。

2008年01月02日

初鳥見

ハシブトウミガラス.jpg

今日のオホーツクは晴れたり吹雪いたりと慌しい雰囲気の天候だった。
そんな中で、私は本年初となる野鳥観察に出かけてきた。

ある漁港では久しぶりにハシブトウミガラスの姿があった。
普段外洋を生活の場としているこの鳥は、港内に入ることはそう多くない。
そのため港内で出会う個体は、釣り針が刺さっていたり、
油に汚染されていたりと、悲しいことに酷い状態であることが多い。
今日出会えたハシブトウミガラスをじっくりと観察したが、
行動も体の状態も特に異常はないように見えた。
たぶん、しばしの滞在のあとに南へ旅立つことだろう。

ベニヒワ.jpg 食事中のハヤブサ.jpg

相変わらずベニヒワにはよく出会う。
彼らは風雪を気にする様子もなく、マツヨイグサやヨモギの種を一生懸命に啄ばんでいた。
そして、帰り道では食事中の若いハヤブサにも出会うことができた。
何かはわからなかったが、餌は小鳥のようだった。
ほんの数十分で餌を食べ切り、ハヤブサは颯爽と原野へ飛び去った。

<本日オホーツク圏で見聞きした鳥>
カンムリカイツブリ・ウミウ・ヒメウ・オオハクチョウ・マガモ・キンクロハジロ・スズガモ・シノリガモ・ホオジロガモ・ウミアイサ・カワアイサ・トビ・オジロワシ・オオワシ・ハヤブサ・セグロカモメ・オオセグロカモメ・ワシカモメ・シロカモメ・カモメ・キアシセグロカモメ(モンゴルカモメ)・ハシブトウミガラス・ハクセキレイ・カワラヒワ・ベニヒワ・スズメ・ハシボソガラス・ハシブトガラス

写真上:ハシブトウミガラス
写真下:ベニヒワと食事中のハヤブサ

2008年01月01日

新年のご挨拶

初日の出.jpg

明けましておめでとうございます。
新年もよろしくお願いいたします。
2008年 初日の出を先ほど撮影しました。

オホーツク自然堂にとって2007年は
網走移転や新ツアー開始など新たな挑戦の年でした。
たくさんの方にツアーに参加していただき、
またブログをご覧いただき、本当にありがとうございました。
今年はもっと多くの方にオホーツクの自然の素晴らしさを
伝えていけるように精進したいと考えます。

2008年は「自然堂らしさ」を追求し、
斬新なツアーの企画にも取り組んでいきたいと
思いますので、是非ご期待ください。

末筆ではありますが、
皆さまにとって2008年がよい年であることをお祈り申し上げます。

オホーツク自然堂 一同

網走・知床の自然ガイド オホーツク自然堂
〒099-2421 網走市呼人156-5-201
TEL:0152-48-3556
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