銀の温もり

3月に入り、オホーツクは暖かくなってきた。
日中の気温が徐々にマイナスからプラスに転じつつある。
今日の網走の最高気温はプラス2.2℃だったし、
今朝の冷え込みも随分と緩かった。
連日の真冬日ともそろそろお別れらしい。
そんな朝、現場に向かう途中の河畔林が、
ちらほらと銀色の光を放っていることに気が付いた。
よく見ると、それは柳の芽だった。
銀色の毛がふっくらと空気を含み、玉のようになっていた。
現場へ急いでいたのだが、近くで見たくて車を降りた。

柳に近寄るために河岸の雪原に突っ込むと、
そこはいつの間にか「かた雪」に変わっていた。
2~3歩雪に埋まらずに歩を進め、
5~6歩ずぼずぼと埋まりながら柳に近寄る。
ふと、小学校に登校する時に、
この雪の上を歩いたことを思い出した。
昔は体が軽かったせいだろうか?
どこまでも埋まることなく歩くことができた。
柳に近づき、銀の玉を触ってみた。
ふわふわと柔らかくとても気持ちが良かった。
どうやら今年も春はすぐそこまでやってきているようだ。
まだまだ海も大地も白く覆われているけれど・・・。




