ここが、自然への入り口

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2008年10月27日

ロケ地巡り

先日ちょっとおもしろいバスツアーに参加しました。
網走といえば「監獄」というイメージを思い浮かべる方も多いと思いますが、
そのイメージを確立した映画「網走番外地」などのロケ地を巡りました。
これはオホーツク網走フィルムフェスティバルのひとつとして開催されたもので、
前日には、博物館網走監獄内で「網走番外地」も上映。
当時の撮影関係者の方達に撮影ウラ話を聞きながら、なかなか興味深いツアーでした。

子ぎつねヘレンロケ地.jpg

また網走はこの他にもさまざまなロケ地として使われています。
写真は「子ぎつねヘレン」の舞台になった場所です。
大沢たかおさん演じる獣医の診療所があったセット跡地。

映像を通して見た場所に実際に立ってみることの意味。
こんな風にいつもとは違った角度から網走を見るのも面白いものですね。

2008年10月23日

初ワシ

秋も終盤に入りつつある時期だと思うのだが、
なんだか随分と暖かい日が続いている気がする。
今日はいつもの海鳥カウントを行なってきた。
海上にはウミスズメがちらほらと現れ始め、
濤沸湖のオオハクチョウも数を増している。

オオワシ.jpg

そして今日は個人的に今期初のオオワシを見た。
高空を旋回上昇し、知床半島方向へ滑翔する2羽の成鳥だった。

2008年10月21日

とにかくキレイだったので (その2)

秋は夕暮れ。
呼人の湖畔に陽は沈み・・・。
昨日に引き続き、キレイだったので写真だけ。

夕陽.jpg

燃え尽きた

毎年、オホーツクに新緑の季節が訪れる頃
「今年こそは良い紅葉の写真を撮ろう!」と思っている。
しかし、それからちょうど今頃まで、
私は忙しい日々に追われてしまい、
紅葉が良くなる頃には心身共に燃え尽きてしまっている。

既に高地の紅葉はピークを過ぎてしまったが、
低地ではまだまだ見所が残っていて、
そんな場所を見るたびに「あぁ、綺麗だなぁ」と思うのだが、
カメラを取り出してシャッターを切る気力がどうしても湧いてこない。

56㎝のアメマス.jpg

しかし、こんな季節に唯一やる気になるのが、
とある川でのアメマス釣りである。
赤や黄色の落ち葉が流れる冷たい川に足を入れ、
ここぞというポイントにルアーを投げ込んでいく。
今年も大きなアメマスが深みに群れ泳ぎ、
私の竿にも何尾かが喰らいついてきた。

帰り道に黄色くなり始めたカラマツを見た。
どうやら今年も紅葉を撮ることなく、初雪を迎えることになりそうだ・・・。

2008年10月20日

静寂の湖

知床四湖.jpg

知床三湖.jpg

本日の知床五湖。
ひと気の少なくなった湖は静寂に包まれています。
とにかくキレイだったので写真だけ・・・。

ザリガニシンポジウム

1日目のザリガニシンポジウム.jpg 展示されたザリガニ.jpg

円山動物園で開かれた
「ザリガニシンポジウム in Maruyama 2008」に参加してきた。
シンポジウムは18~19日の土日だったのだが、
今回は3泊4日の行程で先週の木曜に札幌入りした。
初日は秀岳荘や札幌ファクトリーのアウトドアショップなどで買い物をし、
2日目は小樽水族館でイルカやトドのショーを楽しみつつも、
北海道に生きる魚たちなどをじっくりと観察してきた。

そして3日目は朝から円山動物園に入り、
午前中はゆっくりと園内の動物を観察した。
午後から会場で展示されていた3種のザリガニや、
掲示されていたパネルを見ながらシンポジウムが始まるのを待った。

シンポジウムは13時30から円山動物園による
「野生生物復元プロジェクト」に始まり、
続いて川井唯史氏による「ニホンザリガニの勉強」、
そして酪農学園大学 吉田剛司氏による
「外来生物としてのウチダザリガニ」で16時に終了した。
いずれも興味深い内容で大変勉強になった。

2日目の円山川散策.jpg

翌日は円山川周辺の散策が行なわれた。
かつてこの川には多くのニホンザリガニがいたそうだが、
今は限られた場所に僅かに生息しているだけという。
私は初めて円山川とその周辺の環境を見たのだが、
現場に入ってすぐに付近からクマゲラの声が聞こえ、
豊かな落葉広葉樹に囲まれた良い場所だった。
しかし、円山川は三面張りのコンクリートに覆われており、
確かにザリガニが住むにはかなり厳しい状況に思えた。

円山動物園では円山川の自然を回復させ、
園内で円山川産のニホンザリガニを増やし
放流しようというプロジェクトを進めている。
私はこのプロジェクトの発展に期待するとともに、
今後の円山動物園の活動に注目し続けようと思う。

2008年10月19日

のんびりと冬支度

足もとが黄色く輝き始めたオホーツク。
夏の忙しさがひと段落し、
少しのんびりとした気分になっているのですが、
森でせっせと冬支度に励むエゾリスに出会う毎日。
こちらも来シーズンの準備をしなくてはという気持ちに。
ほったらかしになっている事務仕事を片付けねば。

落ち葉に埋もれる道.jpg

とはいっても、
秋の森は時間の流れがゆっくりと感じ、
ついつい時間を忘れて、長居してしまいます。
まあこんなフィールドで過ごす時間が、
来シーズンにつながるのですが・・・。

今日の森歩きはお土産付き。
このキノコ何だかわかりますか?

エノキダケ.jpg

答えは、
エノキダケ。
野生のものはスーパーで売っているものとは
見た目も味も全然違います。

2008年10月17日

課外授業

シンフォニーファームにて.jpg

道立網走高等技術専門学院の時間講師をしていますが、
昨日が今年最後の授業となりました。
「オホーツク再発見バスツアー」。
テーマや行程はこれまでの授業で
学生の皆さんにすべて決めてもらい、
当日の案内も皆さんにやっていただきました。

搾乳体験.jpg バター作り.jpg

朝8時40分に学院を出発して
始めに東藻琴にあるシンフォニーファームさんで
搾乳やアイスクリーム作り、バター作りを体験。
牧場を経営されている種市さんも私同様に道外出身者。
20年以上もこの地で牧場を経営されています。
ジャージー牛や豚、羊に囲まれた生活は地元の皆さんにどう映ったのか、
それだけでも良い経験だと思います。
約2時間の体験を終え、自分で作ったバターをお土産に
次は藻琴山の中腹、ハイランド小清水へ。
ここでは湧き水「長命水」をペットボトルへ入れるのが目的。
今回学生さんが決めたテーマは
「オホーツクの味覚を再発見!」ということで
特に「オホーツクの水」に焦点を当てました。
学院の水道水と長命水、そして斜里町の名水「来運の水」を後ほど飲み比べしました。
山に恵まれ、名水に恵まれたオホーツクの豊かさを
再確認できたのではないでしょうか。
昼食は斜里町に最近オープンした「そば処らいうん」。
地元斜里のそば粉と来運の湧き水で打った蕎麦をいただきました。
その後、清里町の焼酎工場でじゃがいもの仕込み作業を見学し、
夕方に学院へ戻ってきました。

地元の人に地元の魅力を知ってもらうという
コンセプトで半年間授業を行ってきましたが、
改めて私自身もオホーツクの魅力を確認できました。
学生の皆さんお疲れ様でした。

来運の水を汲む.jpg じゃがいもの仕込み.jpg

2008年10月12日

オレンジの粒

ホッチャレ.jpg

オホーツク圏の河川ではサケマスの遡上が続いている。
残念ながら多くの個体がウライなどに阻まれてしまい、
次世代を残すことなく息絶え、ホッチャレと化してしまっている。

春から続いた忙しさもようやく落ち着きはじめ、
私は久しぶりにカモメ類中心に、
水辺の鳥をじっくりと観察した。
昨日行った川ではサケマスの産卵が行なわれており、
カモメ類を見ている私の目の前の流れでも、
カラフトマスとシロザケの雌が産卵床を掘っていた。

イクラを食べるカモメ.jpg

その周辺では北から渡ってきたばかりであろうカモメや、
近郊で繁殖しただろうカワアイサが盛んに川に飛び込んでいた。
水中から飛び出てきた直後の彼らの嘴には、
決まってオレンジ色の丸い粒がくわえられていた。
それは一瞬のうちに飲み込まれ、
飲み込むとまた彼らは水中へと飛び込んでいく。
陸からは見えないが、水面下ではウグイなどの淡水魚もまた、
オレンジ色の丸い粒を飽食していたに違いない。

イクラを食べるカワアイサ.jpg イクラを食べるカモメ.jpg

昨日見たような光景を見られる場所は、
広い北海道でもそう多くはないだろう。
ウライやダムがなかった時代なら、
秋の当たり前の風景だったはずなのだが・・・。

そろそろ・・・

オホーツクはいつの間にか紅葉が見頃を迎え
すっかり秋も深まってきました。
本日知床では午前中強風が吹き荒れていました。
知床峠でアラレが降ったと聞き早速行ってみましたが
車を降りると風にあおられふらつくほど。
これからの季節、峠など標高の高いところでは
道路が凍結することもあるので注意が必要です。

知床峠から羅臼岳を見る.jpg

一方森の中では動物達の冬支度もピークです。
少し前までは地面に大量のドングリが落ちていましたが、
今では落ちているのはドングリのぼうしばかり。
きっとこの森に暮らす誰かがどこかに隠したり、拾い食い(?)
したりしているのかも知れません。
散策中にはこんな立派なオスジカが登場してお客さんも大興奮!
着実に冬への準備を進める彼らの姿をみて、私もそろそろ・・・
湯たんぽを出そうかなぁと考えています。

オスジカを夢中で撮影.jpg

2008年10月06日

雪虫と蚊

色づくヤチダモ.jpg

平地のヤチダモが透明感のある黄色に変わり始めている。
街路樹のナナカマドも赤くなりはじめ、
私の天敵のひとつ「ツタウルシ」も見事に赤く輝いている。
今日は澄み切った青空の高いところを飛んでいる1羽のツグミを見た。
アトリの群れもやってきたし、
そろそろオオハクチョウも北から戻ってくるはずだ。
気の早いオオワシもすでに何処かで見られているかもしれない。

心も体も冬を強く意識しはじめているというのに、
昼から仕事で入った沢の中で私は蚊の大群に囲まれた。
夏でも滅多に遭わないような、本当に気が滅入るような数だった。
全く予期していなかったので、完全無防備のままに襲われた。

そして、その蚊の群れの中には数匹の雪虫が混じっていた。
私にとって今年初めて出逢う雪虫である。
雪虫が飛ぶ季節といえば、冷え込みが厳しくなりはじめ、
初雪の気配が濃厚になる頃のはずだ。
そんな季節に蚊に襲われるとは・・・。

雪虫と蚊.jpg

そういえば今日は巨大なクロスズメバチの巣にも遭遇した。
例年ならば既に勢いを失っているはずなのだが、
大きな巣穴の入り口から、
無数のハチが頻繁に出入りしていた。


秋の向こうに

ツタウルシ.jpg

早朝やナイトツアーを行っている時間帯の気温が10℃を下回りはじめ、
温かいコーヒーが美味しい季節になってきました。
紅葉も山から平地へと徐々に下りてきました。
写真は「ツタウルシ」。
つる性の植物で、朱色がキレイです。

キタキツネ.jpg

森の中からは「ラッティングコール」と呼ばれる
この季節特有の雄シカの求愛の声を聴く機会も増えてきました。
先日の網走ナイトウォッチングで見たキツネは
大きなサケを重そうに口にくわえて歩いていました。(写真には撮れませんでした・・・)
目の前には秋の光景が広がりますが、
それは来るべく冬や春を感じる光景でもあります。

2008年10月04日

珍客現る

ヒドリガモの群飛.jpg

ようやくオホーツクの湖沼にもカモの季節がやってきたようだ。
ある湖では千を越えるヒドリガモや、
万を越えるスズガモがひしめき合い、見頃を迎えている。
そんな今日は昼からコウライアイサを見に行ってきた。

この鳥はIUCN Red List 2008では絶滅危惧IB類に指定されており、
推定生息数は1000~2500羽未満と考えられている。
道内では知られている限り、
2002年に函館で確認されただけである。
もちろんオホーツク圏では初となる。

コウライアイサとカワアイサ.jpg

私は以前、一年を掛けて日本全国を旅していたことがあり、
その時に立ち寄った冬の島根県で、この鳥を探したことがある。
雪降る山に囲まれた渓流を丹念に探して歩いたのだが、
あの時、私の前に現れたのは残念ながら全てカワアイサだった。
そんな鳥がまさかオホーツクに現れるとは・・・。
まるで予期していなかっただけに、
先月30日から今日という日が来ることが随分と待ち遠しかった。

さて、次にこの鳥と出会える日はいつになるだろう?

参考:北海道新聞(絶滅危惧種・コウライアイサ紋別に初飛来)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/121468.html

2008年10月02日

モヨロの夜祭り

今年も網走湖畔で「モヨロの夜祭り」が10月1日(水)~11月9日(日)まで開催されます。
19時30分~21時まで会場内では北方文化についての展示や民芸品の販売など、
そして20時30分からは毎夜火祭りも行われます。
詳しくは網走観光協会まで。TEL 0152-44-5849
網走・呼人地区にお泊りの方は各ホテルより送迎もありますのでご確認ください。

モヨロの夜祭り.jpg

網走・知床の自然ガイド オホーツク自然堂
〒099-2421 北海道網走市呼人159-123-B
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