
ちょっと前の話になるが、16日に濤沸湖でハクチョウカウントが実施された。
これは網走支庁と網走市と小清水町、
そして日本野鳥の会オホーツク支部などが協力し、
平成16年以降、毎年11月の中頃に行なっている。
私も初回からこの調査に参加しており、
今年は濤沸湖全域で885羽がカウントされた。

翌日の17日はオジロワシの放鳥に立ち合わせていただいた。
このオジロワシは8月31日に小清水原生花園付近で、
日本野鳥の会オホーツク支部のSさんとKさんの女性2名によって保護された。
そして、その日のうちに猛禽類医学研究所に搬送され、
2ヶ月を越える治療とリハビリによって回復した。
ゲージから飛び立ったオジロワシは、
近くの木でしばし休息した後に遠くへ飛び去った。
関係者の努力の上で守られた1羽のオジロワシ。
感動的な光景だった。
その一方、先月19日に浜中町で1羽のオジロワシが風車に殺された。
とても悲しいことである。

17日はオジロワシの放鳥のあとに、
網走市で開かれた「野鳥における高病原性鳥インフルエンザ対策連絡会議」に出席させていただいた。
会議では鳥インフルエンザに関する基礎的な講義や、
環境省が作成した対応技術マニュアルの説明などを受けた。
対応技術マニュアルに関してはいくつか疑問に感じる点が見られたが、
高病原性鳥インフルエンザに関する知識を得ることができ、
野鳥と深く関わることが多い私にとってはとても勉強になる会議だった。
その翌日の18日は、
濤沸湖で対応技術マニュアルに基づく糞便採取調査が実施された。
環境省釧路自然環境事務所やウトロ事務所の方々に加わり、
私も野鳥の会オホーツク支部の一員として調査に参加させていただいた。
まずは採取地周辺の鳥類のカウントを行い、
その後にガンカモ類の糞便を採取した。
ゴム手袋とマスクを装着し、
糞をスプーンですくって試験管に入れる。
簡単なように思えるが調査に適した糞を探すのはなかなか大変だった。
■猛禽類医学研究所のホームページ
http://www14.ocn.ne.jp/~irbj/index.html
■環境省のホームページ
「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る都道府県鳥獣行政担当部局等の対応技術マニュアル」
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.html