ここが、自然への入り口

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2008年11月24日

新鮮なココロ ~東京より~

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オホーツクの景色は素晴らしいとよく言ってもらいます。
でも、こちらの景色もなかなかのもの。
皆さんが普段目にしているごく当たり前の景色も、
網走で暮らす私たちには刺激的で美しいもの。

いつも見ている景色を
いつも新鮮な気持ちで見ることは難しいこと。
でもちょっとした違いや変化に目を向ければ、
ごく当り前の景色も違って見えるはず。

そんなことをオホーツクの自然に教えられた私。
たぶんそれは、自然の中だけでなく
都会の暮らしでも感じられることかもしれません。

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写真上:レインボーブリッジと東京タワー
写真下:空から見た富士山

2008年11月23日

濤沸湖三昧

濤沸湖ハクチョウカウント081120w.jpg

ちょっと前の話になるが、16日に濤沸湖でハクチョウカウントが実施された。
これは網走支庁と網走市と小清水町、
そして日本野鳥の会オホーツク支部などが協力し、
平成16年以降、毎年11月の中頃に行なっている。
私も初回からこの調査に参加しており、
今年は濤沸湖全域で885羽がカウントされた。

オジロワシ放鳥.jpg 放鳥されたオジロワシ.jpg

翌日の17日はオジロワシの放鳥に立ち合わせていただいた。
このオジロワシは8月31日に小清水原生花園付近で、
日本野鳥の会オホーツク支部のSさんとKさんの女性2名によって保護された。
そして、その日のうちに猛禽類医学研究所に搬送され、
2ヶ月を越える治療とリハビリによって回復した。

ゲージから飛び立ったオジロワシは、
近くの木でしばし休息した後に遠くへ飛び去った。
関係者の努力の上で守られた1羽のオジロワシ。
感動的な光景だった。
その一方、先月19日に浜中町で1羽のオジロワシが風車に殺された。
とても悲しいことである。

ガンカモ類の糞便採取.jpg

17日はオジロワシの放鳥のあとに、
網走市で開かれた「野鳥における高病原性鳥インフルエンザ対策連絡会議」に出席させていただいた。
会議では鳥インフルエンザに関する基礎的な講義や、
環境省が作成した対応技術マニュアルの説明などを受けた。
対応技術マニュアルに関してはいくつか疑問に感じる点が見られたが、
高病原性鳥インフルエンザに関する知識を得ることができ、
野鳥と深く関わることが多い私にとってはとても勉強になる会議だった。

その翌日の18日は、
濤沸湖で対応技術マニュアルに基づく糞便採取調査が実施された。
環境省釧路自然環境事務所やウトロ事務所の方々に加わり、
私も野鳥の会オホーツク支部の一員として調査に参加させていただいた。
まずは採取地周辺の鳥類のカウントを行い、
その後にガンカモ類の糞便を採取した。
ゴム手袋とマスクを装着し、
糞をスプーンですくって試験管に入れる。
簡単なように思えるが調査に適した糞を探すのはなかなか大変だった。

■猛禽類医学研究所のホームページ
http://www14.ocn.ne.jp/~irbj/index.html
■環境省のホームページ
「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る都道府県鳥獣行政担当部局等の対応技術マニュアル」
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.html


2008年11月20日

今朝の冷え込み

凍り始めた湿地.jpg

最近の私は目覚めも遅く、
今日も屋外に出たのは太陽が頭の上に来る頃だった。

久しぶりに湖畔の湿原に足を運んでみると、
地面はコチコチに硬くなり、
流れのない水面は全て凍りついていた。
どうやら、予報どおり今朝の冷え込みは鋭いものだったらしい。
今年も暖かい初冬が続いているように感じていたが、
これで私の中から秋の気配が完全に消え去ることだろう。

2008年11月19日

オホーツクを少し離れ・・・

畑に雪.jpg

昨日は朝から雪。
畑もあっという間に白くなりました。
午後から晴れ間も見え始め、白い畑も茶色に逆戻り。

冬本番に向けて、少しずつ体を慣らしていきたいところですが、
まもなく帰省の予定です。
オホーツクのブログは義昭くんに任せ、
帰省先や研修で行く小笠原から
ブログを書きたいと思います。お楽しみに。

2008年11月14日

ひっそりと

木々はすっかり葉を落とし、
森の中はずいぶんと明るくなりました。
朝晩は冷え込むことも多くなり、
昨日朝6時の外気温は-3℃。
足もとの落ち葉が凍りつき、ちょっとした「美」がそこにありました。

落ち葉.jpg

今年網走湖では遡上するサケが少なかったのですが、
この時期になり、ようやくサケの姿を目にするようになりました。
網走湖のとある場所で、毎年ひっそりと産卵するサケ。
河口近くに設置されたウライ(魚どめの柵)をはじめ、
たくさんの障害を乗り越え、やっとたどり着いた場所。
いつまでもこの営みが続いて欲しいと思います。

網走湖のサケ.jpg

2008年11月11日

撤収

081111a.JPG

2008年夏のプログラムは昨日をもって終了しました。
各ホテルに設置させていただいたポスターも本日撤収。
今シーズンもたくさんの方々にご参加いただき、
本当にありがとうございました!

2008-2009年冬のプログラムは
12月20日よりスタートします。
HPにも近々冬のプログラムをアップしますので
暫しお待ちください。(毎年遅くてスミマセン・・・)

081111b.jpg

2008年11月10日

荒波の中で

荒れるオホーツク海.jpg

前回の記事に書いた初吹雪は体験出来なかった。
しかし、一昨日からオホーツク海は大きく荒れている。
初冬のこの季節に海が荒れ狂う時、
私は可能な限り沿岸各地の海鳥ポイントを見て回る。
滅多に出逢えない外洋性の鳥たちが、
強い北西風に翻弄されて飛ばされてくることがあるからだ。
と言っても、簡単に外洋性の鳥が見つかるわけではなく、
相当根気よく探し回っても、
何の成果も出ないことがほとんどだ。

しかし今日は違った!
なんとアカアシミツユビカモメに遭遇することができたのだ。
しかも成鳥5+羽と幼鳥2羽の計7+羽だった。

アカアシミツユビカモメは国内では極めて稀な冬鳥であり、
本来はベーリング海からアラスカ湾で冬を過している。
私はこれまでに数万羽(たぶん)のミツユビカモメを見てきたが、
過去にこのカモメと出逢えたのはたった1度の1羽だけである。

今日は本当に幸運な一日だった。

ミツユビカモメとアカアシミツユビカモメ.jpg

そういえば一昨日の8日に沿岸を回った時に、
今年もミコホオジロガモの渡来を確認した。
例年通り斜里川河口にしばらく定着するような雰囲気だ。
それから、既に忘れられてしまったかもしれないが、
あのエゾハルゼミの死骸はまだカラマツに張り付いている。

エゾハルゼミの死骸.jpg ミコホオジロガモ.jpg

2008年11月07日

消えたハルニレ

エゾリス.jpg

今日は寒冷前線が北海道を通過し、
強い冬型の気圧配置となっている。
日本海側では「暴風・波浪警報」が出されており、
オホーツク圏でも今夜から非常に強い風が吹き、
明日はかなり荒れるようだ。
つい数日前に自宅前で初雪を見たのだが、
明朝はシーズン初の吹雪を体験するかもしれない。

ここ数日、私は近くの林に足を運んでいた。
林内に降り積もる落ち葉をゆっくりと踏みしめながら、
木漏れ日の中を走り回るエゾリスの姿を眺める。
時折、梢を渡り歩くカラの混群が騒がしい。

モモンガの巣穴があったハルニレ.jpg

気分よく林の散策を楽しんでいたのだが、
残念ながら悲しい場面にも遭遇した。
林の一角が山腹崩壊防止工事により、
多くの樹木が伐採されていたのだ。
その場所には太いハルニレの木があり、
そこにはモモンガの冬のねぐら穴があった。
私の知る数あるモモンガの巣穴の中でも、
特に良好な場所だっただけに、
現場に残された切り株を見た時はショックだった。

残念だ・・・。

2008年11月03日

行列の理由

入所待ち.jpg

毎年網走刑務所で行われる「矯正展」。
家具や陶器、野菜など刑務所作業製品の即売会場は
たくさんの人で賑わっていました。
写真の行列はというと・・・

刑務所内見学の順番待ちをする人たち。
普段はもちろん見ることのできない場所。
作業工場や浴場などを周り、
刑務官の方が簡単な説明をしてくれます。

都会で行列はよくあることと思いますが、
オホーツクではなかなか珍しい光景です。

2008年11月02日

知床五湖実験ツアー

知床連山.jpg

本日知床五湖では利用コントロール導入を実験するツアーが行われました。
知床が世界自然遺産に登録されて4年。
オーバーユース(過剰利用)による遊歩道の荒廃や
ヒグマの出没によって長期全面閉鎖になる問題の
解決方法を検討するためものです。
今後の知床五湖がより良い状況で利用できるようにこの実験が繋がれば
と思います。

写真はツアー終了後の帰路にて撮影したもの。
すっかり観光客の少なくなった知床の「今」です。

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