
ようやく本格的に網走湖が凍り始めている。
例年より明らかに遅い結氷だが、
一進一退を繰り返しつつも着実に氷は厚みを増している。
数日前に湖岸を歩いた際に、
ちょっとだけ湖上を歩いてみた。
まだ湖の底が見えるほどの厚さだったので、
安全が確保できる岸からほんの少しだけにした。
平坦な氷上には所々に霜の結晶が散らばり、
なんだか氷の大地に咲く花のように思えた。
氷に寝そべって、その霜の花をよく見てみると、
そこには胡麻をまぶした様にトビムシがいた。
なんだか不思議な光景だった。

今日は沿岸の海鳥を見て回った。
いくつかのポイントでハシブトウミガラスが沿岸に寄っていた。
それから、今シーズン初めてのワタリガラスや、
斜面の上を旋回する2羽のクマタカを見ることができた。
当たり年かと思っていたベニヒワは全く見れなかった。

昼過ぎに立ち寄った宇登呂漁港で、
残念ながら油曝(油に汚染された)ハシブトウミガラスを確認した。
この個体は腹部中央部に広く油が付着し、
体の後ろ側が沈み気味の姿勢で羽ばたきを繰り返していた。
今期、オホーツク圏で確認された油曝鳥類はこれで3個体目になる。
油汚染といえば2006年の事件が記憶に新しいところだが、
その前もその後も、油に汚染された海鳥は毎年観察されている。
■知床・油汚染海鳥漂着問題のブログ
http://blog.livedoor.jp/abura060303/
写真上:凍り始める網走湖
写真中:氷上の霜の花(トビムシは小さすぎて見えない)
写真下:油曝ハシブトウミガラスとクマタカ