鳥始め

大晦日の昨日、オホーツク圏は湿った雪で時折吹雪いていた。
私は鳥納めを行なってきたのだが、
予想以上に盛り上がってしまい、
すぐ帰るつもりがなかなか戻れなくなってしまった。
港には多数のハシブトウミガラスが波に揺られ、
遠くにはオオハムやウミスズメの姿がちらほら見えた。
他にも何かいないかとしばし観察を続けると、
突然視界の中にオオセグロカモメを持って飛ぶオジロワシが目に入った。
オジロワシは十数羽のカモメ類に攻撃され、
持っていたオオセグロカモメを海面に落とした。
落としたカモメはまだ息があるようで、水面で暴れている。
すぐにカメラを取り出した直後、
どこから現れたのか若いオオワシがそれを拾い上げ、
近くの堤防へと持ち去った。

オオワシが堤防に降りるとすぐに、3羽のオジロワシがやってきた。
そして、その中の1羽がオオワシに激しい攻撃を行なった。
オオワシは持っていたカモメを離し、
その激しい攻撃に爪を付きたてて応戦する。
すると、その隙にオオセグロカモメは海面へと逃げ出した。
カモメは海面に脱することができたのだが、
数回羽ばたいた後はただ波に流されるままの状態だった。
すぐにまたワシに襲われるだろうと思っていたが、
何故なのか?ワシたちは何もせず次々に何処かへ飛び去ってしまった。
一命を取り留めたことになるが、
2羽のワシに掴まれた傷は相当深いはずだ。
たぶんきっと年を越す前に命を落としたことだろう。
その後はトビに攻撃するハヤブサや、
市街地のギンザンマシコを見た後にやっと帰宅することができた。

さあ今日からまた新しい一年がはじまる。
2009年もまた数多くの鳥との出逢いが待っていることだろう。
写真上:ハシブトウミガラスとシノリガモ
写真中:オオセグロカモメを掴むオオワシ
写真下:ナナカマドを食べるギンザンマシコ




